ganzoはやめた方がいい?革財布のデメリット5つを超えるほど価値ある逸品

黒いコードバンの二つ折り財布を木の机に置いて斜め上から見たところ

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5万円から7万円という金額を前に、最後に手が止まった。買ってから「合わなかった」と思いたくなくて、否定する側の言葉を探しているのだと思います。

この記事では、「やめた方がいい」と言われている理由を5つ隠さず紹介します。

値段、水と傷、手入れ、ロゴ、カードの枚数。どれも革製品そのものの弱点で、GANZOだけの話ではありません。5つとも本当のことです。

そのうえで、それでもお金を払う値打ちがあるかどうか

最後に、最初の1つに選ぶべき財布を1点だけ挙げます。GANZOの革製品購入の迷いを終わらせるためあなたに寄り添ってお伝えします。

目次

「GANZOはやめた方がいい」という5つの理由

革財布の表面に付いた小さな傷と水の跡を近くで見たところ

質問サイトに実際に書かれている悩みを合わせると、理由は次の5つに絞れました。

言われている理由誰が言っているか
値段が高いほぼ全員
水と傷に弱いGoogleの概要、公式の注意書き
手入れが要る個人のブログ、公式のお手入れ案内
ロゴがなく、地味に見えるGoogleの概要、個人のブログ
カードが4枚しか入らない型がある評判をまとめた記事、公式の仕様

質問サイトには、もっと具体的な迷いが並んでいます。

地方で実物を見ずに買っていいか。支払いはほとんどスマートフォンなのに要るのか。同じ革でもっと安いブランドとどちらにするか。

どれも、5万円を出す前なら当然の迷いですよね。

「やめた方がいい」という人が、本当に知りたいこと

探しているのは、買わない理由ではないと思っています。

買っても失敗したくないという気持ちのあらわれ。だからこの記事は弱点をそのまま見せて、一つずつ確かめてもらうことに充填をおきました。

デメリット①|値段が高い(二つ折りで5万円から7万円)

シリーズ小銭入れ付き二つ折り財布(税込)
シンブライドル49,500円
コードバン71,500円
シェルコードバン2143,000円

量販店で5,000円の本革財布が買える時代に、その10倍から28倍です。「財布にそこまで出すのか」という反応は、まったく正しいものだと思います。

ただし、10年で割るとコスパは良くなります

コードバンの二つ折り財布、71,500円。これを10年使うと、1年あたり7,150円になります。1日に直すと20円に届きません。

一方で、5,000円の財布を1、2年で買い替えると、10年で25,000円から50,000円です。

差額は2万円から4万円ほどですが、10年後に残るものが違います。片方は8つ目の新品で、もう片方は10年分の歴史をもった艶をもつ最高の革製品です。

この金額を高いと感じるか妥当と感じるかは、何年使うつもりかで決まります。値段の中身、革の仕入れや作り方の話は、GANZOの財布はなぜ高い?で細かく書きました。

デメリット②|水と傷に弱い

「素材の自然な風合いを残すため、防水加工などは施しておりません。水分には十分ご注意ください」

同じページに、「革の表面にキズ、色むら、こすれ、トラ(動物本来のシワ)などがある場合がありますが、天然素材の特性としてご理解ください」ともあります。

新品の時点で、すでに個体差があるということです。

コードバンには、もう一段の事情があります。水が付くとその部分が膨らみ、水ぶくれのようになることがある革です。

雨の日にズボンの後ろポケットに入れて歩けば、まず何かしらの跡が付きます。

それでも、その跡は「劣化」ではなく「経過」

公式サイトには、スタッフが愛用している製品のエイジング例を、使用年数つきで並べたページがあります。

売る側が、傷も色の変化も含めた数年後の姿を、自分から見せているわけです。

GANZOの革は、新品の状態を保つものとして作られていません。使って、濡れて、擦れて、その跡が艶に変わる。その全部を含めて製品だと、作り手が言っています。

公式の説明には「折れ曲げに強いコードバンだからこそ、牛革と比較して長年使用しても折れ曲げ部分のシワが目立ちづらい」ともあります。

二つ折りでいちばん傷みやすい折り目に強い。弱点の裏側にある強みです。

水については、対処が1つだけあります。

濡れたら擦らず、乾いた布で押さえて、日の当たらない場所で乾かす。それで済まないほど濡れることは、財布ではめったに起きません。

傷の見方はコードバンの傷は気にしなくていいに書いてあります。

デメリット③|手入れが要る

ブラシとワックスと布を並べた革財布の手入れ道具

GANZOの公式サイトには、革の種類ごとのお手入れ方法と、専用のワックスやブラシを売る区分があります。

手順は5つです。

  1. ブラシで汚れを落とす。
  2. ひどい汚れは専用のゴムで取る。
  3. 革に合ったワックスを米粒2、3粒ほど布に取って薄く伸ばす。
  4. 少し置いて馴染ませる。
  5. もう一度ブラシをかけて、付属の布で磨く。

コードバン用のワックスは公式で2,200円でした。

これを面倒だと思う方には、向いていません

放っておくと角が擦れ、色がくすみます。手入れをしていない高い財布は、安い財布より寂しく見えるものです。

頻度は月に1回、時間は10分

毎日やることは、使ったあとに乾いた布で拭くだけです。ワックスは月に1回か、季節の変わり目で十分で、塗りすぎるとかえって曇ります。

革靴を磨いたことがある方なら、同じ感覚です。あの時間を面倒と感じるか、落ち着くと感じるかで答えが分かれます。

後者なら、手入れはデメリットではなく、この財布を買う理由の一つになります。細かい手順はコードバン財布のメンテナンス完全ガイドにまとめてあります。

デメリット④|ロゴがなく、地味に見える

GANZOの商品をGoogle検索したところ、Googleの概要には「ブランドを主張するロゴがない」「トレンドを追う若い世代には地味に映る」とあります。

これも事実です。

GANZOの財布は外側に大きなロゴを出さず、たいていの型で開いた内側に小さな刻印があるだけです。閉じていれば、革の質感とコバ(革の断面)の仕上げしか見えません。

財布をファッションの一部として、周りに見せて楽しみたい方には、物足りない作りです。

その代わり、名前が外に出ないから、10年後も古びません

流行に乗ったデザインは、流行と一緒に古くなります。

GANZOにはその時間の経過がありません。10年前に買った黒のコードバンと今年の黒のコードバンは、艶の深さ以外ほとんど同じです。

地味というのは、10年持たせるための設計です。「恥ずかしいのでは」という心配の中身はガンゾの財布は恥ずかしい?で扱っています。

デメリット⑤|カードが4枚しか入らない型がある

評判をまとめた記事で、悪い評価として挙げられていたのがこれでした。

公式の仕様を見ると確かに、コードバンの小銭入れ付き二つ折り財布はカードポケットが4つです。ほかに内ポケットが3つあります。

クレジットカード、交通系、ポイントカード、免許証、保険証。並べていくと、4枚はすぐ埋まります。10枚以上を財布に入れて歩く方がこの型を買うと、買った翌日に困ります。

ブランドの欠点ではなく、選び方次第

支払いがスマートフォン中心なら、財布に要るのは免許証と予備のクレジットカード、あとは交通系くらいです。4つのポケットと3つの内ポケットで足ります。

10枚以上が要るなら、同じGANZOに「大型二つ折り財布」や長財布があります。

カードの枚数で型を変えれば済む話で、GANZOをやめる理由にはなりません。二つ折りと長財布で迷っているなら、二つ折りか長財布かが参考になります

GANZOは、お金を払う値打ちのある革メーカー

ここまで5つの弱点を並べました。全部、本当のことです。それでもこのブランドに払う値打ちがあると考える理由を、公式で確かめられる事実だけで挙げます。

1917年から革を扱ってきた会社が作っています

GANZOを運営する株式会社AJIOKAの会社概要には、創業が1917年(大正6年)2月16日とあります。東京の日本橋で、味岡順太郎商店という名前で始まった会社です。

100年以上、革を仕入れて扱ってきた会社が母体だということになります。

歴史そのものは品質の証明になりません

ただ、100年続いた会社は、10年後に手入れ用品を買いに行ってもまだそこにいる見込みが高い。その安心は値段に含まれています。

コードバンを国内で水染めしています

公式のコードバンシリーズの説明に、こう書かれています。「本来、革小物にはあまり向かなかったコードバンを、独自の水染め技法によって、時間とともに緩やかに表情を変えていく革へと仕立てました」。国内生産のコードバンです。

染め方には、顔料で表面を覆うやり方と、染料を染み込ませる水染めがあります。水染めは手間がかかる代わりに色むらが少なく、革の透明感が残ります。GANZOのコードバンの艶が透き通って見えるのは、この染め方によるものです。

実物を触れる場所があります

直営店は東京3店、名古屋1店、大阪1店の5店で、百貨店の取扱いが24店あります。

直営店に行けない地方の方は、近くの百貨店で触れます。ただし財布しか置いていない店が9店あるので、一覧はGANZOはどこで買う?で確かめてください。

革は写真では分かりません。手に取って5秒で、ロゴの大きさも革の張りも解決します。

買ったあとの面倒を、自社で見ています

公式サイトには、革ごとの手入れ方法、専用のアフターケア用品、オーダーメイドとリメイクの案内があります。作って売って終わりではなく、10年使う間の面倒を自分たちで引き受ける形です。

7万円の財布は、直しながら使うものです。持ち込む先があるかどうかは、買う前には気になりませんが、5年目に効いてきます。

GANZOについてよくある質問

開いたコードバンの二つ折り財布の札入れとカードポケット

Q. GANZOと土屋鞄なら、財布はどちらがいいですか

コードバンの財布を選ぶなら、GANZOです。GANZOは革の種類でシリーズを組んでいて、コードバンだけで3つのシリーズがあります。型も色も選べる幅が違います。

革を先に決めて、それから形を選ぶ買い方をする方には、GANZOのほうが向いています。

Q. GANZOはどんな人が使っていますか

20代から50代まで幅があります。共通しているのは、ロゴより革で選ぶ人だということです。年代ごとの選び方はガンゾの財布、20代から40代へにまとめました。

Q. ダークブラウンとネイビーは、黒と見分けが付きますか

公式の商品ページに「ダークブラウン・ネイビーは、かなり黒に近いお色となっております」と注意書きがあります。並べれば分かりますが、単体で見ると黒に見える方が多いはずです。

色の違いをはっきり楽しみたいなら、ダークグリーンかブラックを選んでください。

Q. 届いた財布に小さなシワや色むらがありました。不良品ですか

公式が「天然素材の特性」として先に断っている範囲です。トラと呼ばれる動物本来のシワや、わずかな色むらは、革が本物である印でもあります。使っていくうちに艶に埋もれて、気にならなくなります。

GANZOで最初の1つを選ぶなら

GANZOといえばコードバン。革製品といえばコードバン。最初の1つは、迷わずこれを挙げます。

項目内容
商品名CORDOVAN(コードバン)小銭入れ付き二つ折り財布
価格71,500円(税込)
サイズ縦9.2cm × 横11.3cm × マチ3.2cm
素材馬革(コードバン)× 牛革ヌメ
仕様札入れ2、小銭入れ2、カードポケット4、内ポケット3
ブラック、ダークブラウン、ダークグリーン、ネイビー
生産国日本

馬一頭から一割しか採れない革を、外側にまるごと使っています

コードバンは馬のお尻の、皮の内側に潜んでいる層だけを削り出した革です。

公式の言葉を借りれば「馬革から、たった一割しか採れない」

牛革のように大きく取れないので、財布1つ分の外装をコードバンで覆うこと自体が、贅沢な使い方になります。

公式は「皮革の中で最も丈夫な素材とされる」とも書いています。筋肉の繊維が細かく、密に詰まっている革です。

手に取ると、牛革とは硬さの質が違います。張りがあって、指で押しても沈みません。

毎日何十回折っても、折り目がきれいなままです

二つ折り財布の弱点は折り目です。開くたびに同じ場所が曲がり、牛革ならそこに深いシワが刻まれていきます。

コードバンは、その折り曲げに強い革です。

公式が二つ折り財布の説明に「折れ曲げに強いコードバンだからこそ、牛革と比較して長年使用しても折れ曲げ部分のシワが目立ちづらい」と書くのは、この形にこの革を選んだ理由そのものです。

二つ折りという形と、コードバンという革。GANZOの中で、これほど噛み合った組み合わせはほかにありません。

使うほど、艶が透き通っていきます

新品の時点でも鏡のような艶がありますが、本領はその先です。

GANZOのコードバンは国内で水染めしています。顔料で表面を塗りつぶさず、染料を革の奥まで染み込ませる染め方なので、色に濁りがありません。

使い込むと、革の中の油分が表面へ上がってきて、艶に深みが増します。公式は「透明感すら感じられるその艶は、使い込む程に増していく」と表現しています。

3年後、5年後の姿は、公式サイトにスタッフの愛用品が使用年数つきで並んでいます。

後ろポケットに、すっと収まります

縦9.2cm、横11.3cm、マチ3.2cm。公式の商品説明どおり「出かけの際に、さっとズボンの後ろポケットに収まる」大きさです。札入れが2つ、小銭入れが2つ、カードポケットが4つ、内ポケットが3つ。

要るものは全部入って、要らない厚みがありません。

開いた瞬間に、外と内の色が向かい合います

外側は黒く光るコードバン、内側は淡い色の牛ヌメ革。

開くたびに、この対比が目に入ります。公式が「内外の素材のコントラストが絶妙」と書く部分です。ヌメ革のほうも使うほど飴色に育っていくので、外の艶と内の色が、同じ速さで深くなっていきます。

選べる色は4つ

ブラック、ダークブラウン、ダークグリーン、ネイビー。

どれも落ち着いた色で、スーツにもデニムにも合わせられます。生産国は日本。100年以上革を扱ってきた会社が、国内の工房で仕立てています。

シェルコードバンの半額で、GANZOのコードバンが手に入ります

価格は71,500円(税込)。同じ形のシェルコードバン2が143,000円ですから、ちょうど半分です。

公式オンラインストアは税込5,500円以上で送料が無料、クレジットカードなら分割払いも選べます。

コードバンの財布を初めて持つなら、ここから始めるのがいちばん理にかなっています。上を見ればまだありますが、最初の1つに、これより上は要りません。

【GANZO】

まとめ|やめた方がいいのは、革を育てる気がない人だけです

値段が高い。水と傷に弱い。手入れが要る。ロゴがなく地味。カードが4枚しか入らない型がある。

5つとも本当で、5つとも同じ一点に集まります。

GANZOの財布は、新品の状態を保つものではなく、10年かけて育てるものだということです。

育てる気がないなら、やめた方がいい。これは本心です。買い替える前提の道具なら、もっと安くて気楽なものがいくらでもあります。

育てる気があるなら、5つのデメリットは全部、払う値打ちの裏返しです。防水しないから艶が出る。ロゴがないから古びない。手入れが要るから、自分だけの1つになる。

「やめた方がいい」と検索した時点で、あなたはもう半分決めています。残りの半分は、実物を手に取るか、この記事で挙げた1つを選ぶかで終わります。

【GANZO】

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