はじめに:湿気の多い日本で、革製品を守るために
大切な人へ贈る革製品。高級感があり、使うほどに味が出るレザーアイテムは、
誕生日や記念日のプレゼントにもぴったりですよね。
けれども、日本の気候は「高温多湿」。プレゼントを渡すまで保管していたら、
カビが生えていた…!という声も少なくありません。
この記事では、湿気による革製品トラブルの原因。実際によくある悩みとその対処法
長持ちさせるための保管・メンテナンス方法をわかりやすく解説します。
Q1:仕事先のロッカーで数ヶ月保管していたけど大丈夫?
答え:状況によってはカビや変色のリスクあり。早めの確認を!
ロッカーは密閉空間で通気性が悪く、実は「湿気がこもりやすい場所」です。革製品をそのまま数週間~数ヶ月保管すると、知らぬ間に劣化していることも…。
対策
- 乾燥剤を一緒に入れる(交換も忘れずに)
- 不織布の布袋に入れて保管
- 週に1回はロッカーを開けて風を通す
Q2:カビ除去後の白いシミ、どうしたらいい?
答え:色落ちなら「補色クリーム」or「プロ修復」が必要です。
湿気でカビが発生したあと、除去できても色が抜けた部分が白く残ってしまうことがあります。
これは革の染色が落ちてしまった状態。
対処法
- 同系色の**補色クリーム(リカラークリーム)**で目立たなくする
- 高級品や色合わせが難しい場合は専門業者に相談するのが無難
※自己処理は広がるリスクもあるため、慎重に。
Q3:ブラッシングって意味あるの?ホコリ以外の効果は?
答え:ブラッシングは、湿気・カビ対策にも効果あり!
ブラッシングは単にホコリを取るだけではなく、革の表面の毛穴(=繊維)を整えることで通気性を保ち、湿気を逃す役割もあります。
さらに、表面の皮脂や汚れも軽く分散され、カビの栄養源を取り除くことにもつながります。
理想的なケア頻度:
- 使用頻度が高いもの:週1〜2回
- 収納中でも月1回はブラッシングがおすすめ
使用するブラシは馬毛ブラシなど柔らかいものが最適です。
革製品を湿気から守る「正しい保管&予防法」
最後に、革製品を長く美しく使うために、ぜひ実践したい保管・ケア方法をまとめます。
基本の保管方法
- 通気性のある布袋に入れる(ビニール袋はNG)
- 靴やバッグは中に詰め物+乾燥剤を入れる
- 直射日光・エアコン直下は避け、風通しの良い暗所へ
季節ごとの注意点
梅雨~夏:湿気対策が最重要!
湿気取り・除湿機の活用
秋?冬:乾燥しすぎないよう、定期的にオイルケアを
まとめ|湿気対策こそ、革製品を育てる第一歩
革製品にとって、湿気は見えない「最大の敵」。
とくに、プレゼント用に長期間保管する際は、ちょっとした気配りがトラブル回避につながります。
- 通気性の良い場所での保管
- カビ対策には乾燥剤+定期的な風通し
- 異変に気づいたら早めのメンテナンスを
正しい知識とケアで、大切な革製品を「一生モノ」に育てていきましょう。
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